公立入試5日前
入試前のこの時期は社会などの暗記教科に特化して学習する生徒も多いかもしれません。
直接的な点数アップをするためにも、いかに覚えていることを忘れないか、細かいところをもう一度覚え直すかということはもちろん大事です。
ここで注意してほしいことを一つ。
社会に傾斜して学習するのは良いのですが、「社会だけをやる」というのはおすすめできません。
ほかの教科も感覚をさび付かない程度にはやるべきです。
社会だけやるというのは社会は上がるでしょうけど、他が下がるということです。
トータルでは変わらないかもしれませんし、下がってしまうかもしれません。
「そんな、5日くらいやらなくても下がらないでしょ?」と思いますよね。
いやいや、普通に下がるんですよ。これまでもたくさん見てきています。
ただ、それぞれの得意・不得意、苦手分野得意分野などは異なるので、
この時期は5科目均等にではなくてもよいです。
国語と英語の長文をそれぞれ2題解くとか、毎日5分の計算トレーニングをするとか、
理科のこの単元だけはやり切るとか必ず5科目に触れておきましょう。
また、数学で相似の応用問題ばかり解いている人もいることでしょう。
確率や箱ひげ図はばっちりですか?
因数分解や平方根の計算はすらすらできますか?
メンテナンスは必要なんです。
付き合いのあるガクシンの城山先生も先日言っていましたが、
難問の1問も基本問題の1問も点数の価値は同じです。
先日も過去問で基本問題と言って良い数学の計算問題をこの時期の中3生が間違いまくっていました。
先ほどの表現を使うなら、基本をおろそかにしていてさび付いている状態です。
難易度の高い問題ばかりやっていて、基本計算の練習や英単語や漢字の練習がおろそかになっていないか
もう一度、考えるきっかけとしてほしいと思いました。
合否のポイントは難問を解くことよりも、みんなが解ける簡単な問題でいかに点数を落とさないかです。
焦りなのか、勘違いなのか、見ていないのか、原因はさまざまあるとは思いますが、まずは「落ち着いて」ということです。
私はケアレスミスは完全にゼロにはならないと思っています。
ですが、気を付けることで減らすことはできます。
最後に私の雑談を。
6月の10kmマラソンにもエントリーしました。これで「今年3回以上出る!」という目標は達成します。
さらに伸ばしていきます。
残り5日間、計画を立てて、かけ抜けてください!