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知っておいてほしい英語のこと。英語は小学校から、会話より文法や単語を重視しないと!第2部

第2部「文法」

これまでbe動詞、一般動詞、疑問詞、can、不定詞などをUnit(Lesson)ごとに学習していました。

 

これらが、いきなり最初のページに登場します。
まとめて出てくるので、多くのお子様が文法の理解不足を起こします。

文法の理解もあいまいなまま進んでしまっている印象を受けます。



「今の教科書では中学校からでは(おそらく)英語は間に合わない!」

小学校5年生から英語を教科化した影響です。
不定詞(以前は中2での学習内容)や can は小学校で登場しています。

でも文法(文のルール)は習っていない。

不定詞だから後ろは動詞の原形とか
助動詞だから後ろは動詞の原形とか
疑問詞の後ろに疑問文のカタチが来るとか

根本的な理解をしているお子様は少ないです。

※塾や保護者様が文法を教えていない場合の話です。

幼い頃から通塾(英会話教室含む)していても内容が「お遊びの英語」では文法は理解していないですよ。

「お遊びの英語」とはカードを見て単語を言ったり、歌ったり、読んで、聞いてが中心の英語です。
小学校の英語はこれまではそれでも良かったんです。なんとなくの感覚は養えますので。

 

小学校英語指導では、
教科書で出てきて知っているけど(見たことはあるけど)、
小学校では文法指導を受けておらず。

文法を理解せずにただ、登場しているだけなんです。
残念ながら、小学校と中学校の連携もうまくいっていないです。
「ここまでを小学校で教える」
「ここからを中学校で教える」とはなっていない。
そのような情報共有の場もない。
(学校教育関係者から直接聞いた情報です)

 

当然、中学校でもそれらの文法指導全てを完ぺきには
こなせていない印象です。

教科書でだいたい1学期に習うであろう文法の扱いがこんな感じ。

Unit0   be動詞  (疑問・否定)<Unit1・2> 一般動詞(疑問・否定)<Unit3> 疑問詞 <Unit4~Unit8> 不定詞(want to~)<中2のUnit6> 助動詞のcan <Unit9> 命令文 <2学期以降>
Unit1
 be動詞(疑問・否定)<Unit1・2> 一般動詞(疑問・否定)<Unit3>
助動詞のcan <Unit9> 
命令文 <2学期以降>

Unit2 This(That)is ~ <Unit2> He(She) is~ <Unit3か4>(疑問・否定)What~?の文 <Unit4> Who~?の文 <Unit6> 
Unit3 Where~?の文 <Unit7か8> When~の文 <Unit7か8> want to~ <中2のUnit6> How many~? <Unit5>

緑字は現教科書で、 < 青字 >は昔教科書のおおよその登場時期です。
長年の肌感覚と記憶からのおおまかな登場時期です。昔の教科書を引っ張り出して確認はしていませんのでズレはあると思います。だいたいこの辺だったのだなと、軽く読み流して下さい。

だいたいの進度イメージは
1学期 Unit1~4 、 2学期 Unit5~9 、 3学期 Unit10~11
こんな感じです。

 

昔の教科書と比べてこんなに詰め込みで出てくるんです。
これは中学校の先生も指導しきれないですよ。
小学校から体系だった英文法を学習していない生徒だといくら学習に特化した塾でも中学校からでは、厳しいかもしれないという感じがします。

※付け加えると小学校でコミュニケーションが中心の英会話教室では中学英語に対応はできないと考えています。

英単語が書けない・文法があいまい ⇒ 英語のペーパーテストが出来ない ⇒ 英語ギライが増える

 

 

当塾では小学校高学年には難しい中学英語に耐えられるよう、
ご希望に応じてですが、小学4・5・6年生には中学校で使うテキストと教科書の指導まで行っています。
普通で考えたら、小学生に中学生の内容ですので、完全に英才指導ですが、それくらいしないと間に合わないだろうなと思っています。
実際、当塾に通っている保護者様のニーズもお遊びの英語よりも中学英語(文法や単語の指導)が多いです。

中学校(小学校も)の学力格差は深刻です。

英語も中学校に行ってから「よーい、ドン!!」ではなくなっています。

 

週1回英語だけでも早めに、始めてみてはいかがでしょうか。

次回は第3部というか、補足的に少し書くかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。

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