学習役立ち情報

中3学力テスト(4月)英語解説

中3学力テスト英語解説


塾生より、学力テストの英語で「点数が大きく崩れた、クラスのみんな取れていない。」との情報を受け

「いや、学テの英語でそんなに難しいことはないでしょ。」
と思っていたのですが、確認のため、
実際に問題と答案を持ってきてもらい、希望の生徒と土曜日午前中を使って補習授業をしました。

せっかくだから、解説をブログでしてみようかなと。
(先日行われた中3・4月の学力テスト、英語です。)

生徒のミスしていた問題を中心に解説していきたいと思います。
全問題の解説はしませんが、多くの生徒が同じようなところで間違っていると
思われます。中3生はおおいに参考になるかと思います。

 

大問2 3
(略)~because I (  )do any homework.
正答 エ don’t have to
*後ろのanyから否定文。これを間違えた生徒は訳を適当にしている。焦りから、anyを見落としている、見ていないことが考えられます。

 

大問3 ③ 正答 skiing
誤答 sking
*スペルミス 間違えた生徒は~ingのつけ方を再確認しましょう。

 

大問4 問2

(略)~本文5行目から8行目~
Do you find that China is not in the graph?
In 2020, many students wanted to study in China.
The percentage of students to China was second after the U.S.
So, there were (     A  ) students to China (  B  )those to Korea or Canada in 2020.

正答 A more  B than

(訳例) ~ 中国がグラフに載っていないことがわかった?
2020年には多くの生徒が中国に留学したいと思っていた。
中国への留学生の割合はアメリカ合衆国に次いで2番目だった。
だから、2020年には韓国またはカナダへの留学生よりも中国への留学生の方がより多くいた。

*この問題は難易度が高かった(正答率が低かった)ようです。
問題文には文章以外にグラフがあり、英語が苦手な生徒ほど、単純にグラフだけの情報を見て解こうとします。
この問題はグラフだけではなく本文の内容をきちんと訳していかなければいけません。
本文5行目からのこの部分をしっかり読み取っていけば、問題なく解けるはずです。
文法知識として比較の more ~ than は知らないといけません。

大問4が訳わからなかったという生徒が多かったのですが、
グラフと文章を丁寧に読むという力が必要です。

シンプルに「しっかり読む」というだけなのですが。

この手の問題は入試にも出ているので、これからの糧とし、良い経験となってくれればと思います。

大問4 問3 1
正答 the same as
*本文3行目そのまま
本文に答え、または答えのヒントあり。基本は国語と同じです。

 

大問4 問3 2
Ms.Yamada knows ( there were less ) students to Korea or Canada than to China in 2020.

正答は(  )内

*山田先生は2020年の中国への留学生よりも韓国やカナダの留学生の方がより少なかったと知っている。
本文7行目後半から8行目を参考にする。ポイントはthanの後ろが中国だということ。比べると韓国やカナダの方が少ないので、

比較変化は little - less - least

個人的にlessという単語について学テレベルでの出題に違和感があったので調べてみました。

調べると中2の教科書には載っていなかった。つまり生徒たちは習っていない単語であるので、少しかわいそうな出題といえます。
(教科書くらいはちゃんと調べて出題してほしい。)

塾テキストでは標準編には載っておらず、発展編にはもちろん載っています。
bad - worse - worstと共に授業では扱う内容。
この問題はかなり英語が得意な生徒で、塾で発展レベルのテキストで演習していないと厳しかったのではないでしょうか。
正答率はこれも相当低いと思われます。

 

大問5 問2
I was so happy and ( would like to thank the restaurant )for having grandma’s 80th birthday dinner.

正答は(   )内

(訳例)おばあちゃんの80歳の誕生日ディナーを開くことについて、そのレストランに感謝したい。
*would like to 動詞の原形 、 thank(感謝する)の目的語が the restaurant(レストラン)だということ
*他に知識としてThanks to ~ ( ~のおかげで )、Thank you for ~( ~をありがとう )も覚えておく

 

大問6 問1 2
I don’t know ( how to ) get money from it.
正答は(   )内
*how to~ で ~の仕方・方法(定番の問題)

 

大問6 問4
本文の内容を踏まえ以下の英文に英文で答える問題。

What  do  you  want  to be or what do you want to do?

 

*よくわからなくて適当に書いた生徒が多かった問題。
シンプルに「あなたは何になりたいの?、または何がしたいの?」について、
一文で簡潔に書けば良いだけです。

正答例)I want to be a doctor./ I want to help old people.など

直前のWithout playing games,(ゲームをしないで、)という挿入部分に引っ張られて
何を書いて良いのかわからなかったと補習に来た生徒は言っていました。

Without~は挿入部分だから無視で良いよ。
アドバイスすると「えっ、そんな単純な問題なの?」と気づいていました。

 

【総括】
今回の英語は確かに教科書の単語を越えた出題も見られ、難しかったと思います。
ただし、ミス箇所を分析して強く感じたことは、
「しっかり読む」というだけの問題でも落としている生徒が多いということです。

「しっかり丁寧に読む」ことを意識するだけでも英語の点数は上がると感じました。

同時ににそれだけの事が今のお子様にはなかなか難しいのかもしれないということ。
スマホや短い動画などに慣れている世代であり、根気よく考えることを苦手にしているかもしれません。

国語の道コンなどでも制限時間内に完答できなかったという話も聞きます。
また集中力も大切です。
読書や体を動かすことで鍛えることができると考えています。

【最後に学習アドバイス】
今回は3点だけ挙げます。

①音読
②文構造を復習
③細かなルールを再確認(-sのつけ方、-ingのつけ方、-edのつけ方など迷わずに即答できるまで練習)

軽く書くつもりが、2900字オーバー(笑)

お読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

*