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中3受験対策・土曜講座のひとコマ

中3受験対策・土曜講座のひとコマ

― リスニング対策編 ―

今日は土曜講座の中から、リスニング対策の様子を少しだけご紹介します。

高校入試のリスニングは、ちょっとした“コツ”を知るだけで聞こえ方がガラッと変わります。
講座では、そのコツを押さえつつ、負担にならない範囲で練習を積んでいます。

といっても、特別なことをしているわけではありません。
短い英文を使って耳慣らしをしたり、教科書の音声でシャドーイングを入れたり。
地味だけれど、確実に力になる部分を丁寧に。

(細かいやり方は、ちょっと企業秘密で…笑)

受験が近づくこの時期、生徒たちの「聞けた!」という瞬間が増えるのを見るのが嬉しいですね。
焦らず、着実に。そんな雰囲気で進めています。

 

― 公民編 ―

株価が上がると企業のお金は増える?──実学としての「公民」が大事な理由

今日は中学生の授業で、株やお金の話になりました。
その中で生徒からこんな質問が。

「株価が上がると、その企業が使えるお金も増えるんですか?」

とても良い質問です。
そして、これを正しく理解している大人も実は少ないんです。


■ 結論:株価が上がっても、会社のお金は基本的に増えません

株価というのは、あくまで市場で投資家同士が売り買いしている“値段”のこと。
だから、誰かが「A社の株を1万円で買った!」と言っても、
その1万円は 会社に入るのではなく、株を売った別の投資家に渡るだけ です。

会社にお金が入るのは、

  • 上場するときに株を売ったとき(IPO)

  • 追加で株を発行したとき(公募増資)

など、会社自身が株を売ったときだけ

つまり、普段ニュースで「株価が上がった!」と聞いても、
その企業のお財布が勝手に膨らむことはありません。

こういう“お金の仕組み”を知っていると、世の中の見え方が変わります。

 


■ 公民は「実生活を守るための科目」

今日は株の話だけでなく、
消費者金融やクレジットカードのリボ払い、クーリングオフ制度
についても熱く語りました。

特にリボ払い。

テレビCMではやさしい声で
「毎月の返済がラクに♪」
なんて言っていますが、実態はまったく逆。

  • 実質年率15%前後

  • 元金がなかなか減らない

  • 返しても返しても終わらない構造

など、仕組みを知らないと人生が苦しくなるほどの負担になることもあります。

クーリングオフだって、知らなければ使えません。
悪質商法から身を守るには「知っている」ことが最大の武器です。


■ 「公民ってなんの役に立つの?」という質問への答え

公民の勉強は受験のためだけではありません。

むしろ、

  • 自分の身を守るため

  • 大人になった時に損しないため

  • お金に振り回されないため

に必要な知識ばかりです。

今回の授業でも、生徒が
「ニュースの意味が分かった!」
「リボ払いって危ないって本当なんだ…」
「株の仕組み、初めて理解できた!」
とリアルな反応をしていました。


■ 勉強は“自分の未来の武器づくり”

だからこそ、私は伝えたい。

公民は「自分を守る学問」だよ。
受験のためだけじゃない。
知らないと大人になってから苦労するから、今のうちに学ぼう。

と。

勉強は面倒だけど、
今日知ったことが10年後のあなたを助けるかもしれません。

これからも実生活で役立つ“生きた公民”を伝えていきます!

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