教育ニュース

道立高「裁量問題」22年廃止

道立高の裁量問題が22年に廃止されます。

衝撃のニュースですね。

(今回のブログは主に小・中学生の保護者様向けです。)

「なんだ?これは大変だ!」と慌てず、冷静に見ていきましょう。
発表された内容を何点か注意深く読み解いていく必要があります。

(1)2022年3月実施分からという点。
2019年の中2生までは裁量問題または標準問題実施校を選べる最後の学年ということす。
現在の中3、中2生には影響がない?
(影響はあると思いますが当ブログでは省略させていただきます。)

2019年の中1生からは基礎的な内容と、思考力などを問う高難度の内容を組み合わせた入試問題に一本化されます。(全員が同じ試験を受けます。)

(2)5教科の入試配点は、現在の1教科60点満点から100点満点に変更
試験時間は1教科45分から、50分間に変更
(思考力を問う高難度の問題に取り掛かる時間も必要ですので、試験時間を5分延ばす)

(3)すべての受験生に同じ問題を課す
試験レベルも基礎的なものから高難度の問題まで幅広く出題し、問題量を増やすこと、あるいは難易度の高い問題を入れることなど、得点に幅が出る問題にする必要があります。

ただ、大きな懸念が・・・。

裁量問題がなくなることで、「これまでより問題レベルが易化するのではないか?」という懸念です。全員が同じ試験を受ける訳ですから、これまでの裁量問題をそのまま出すわけにはいきません。「問題が易しくなる」=「学習量が減り、北海道の学力レベルがますます下がってしまう」ということが最も心配されます。
高校入試が易しくなると、中学生時代の学習量が減ります(これは経験上間違いなく)。つまり、高校入学時点での学力も下がる(可能性がある)ということです。
変わらず危機感と向学心をもって取り組める生徒は上位層だけでしょう。上位層と中・下位層との二極化がさらに激しくなるのではないでしょうか。
もう少し詳しく言うと、大学受験に向かって高1入学時点あるいは中3受験終了直後から高3受験期まで周りが遊んでいても、しっかりと学習し、志望大学に合格していく生徒がいる一方で、「北海道の高校生はあまり勉強をしていないことが多い」という残念な問題もあります。高校入試までは、ほぼ道内の戦いですが、大学入試は全国(他の都府県)との戦いにもなります。言うまでもありませんが、大学受験を目指す場合「高校受験は通過点であり、大学受験が目標」です。

また将来世の中の役に立つこと、独り立ちをして仕事をしていく力を身につけ、幸せな道を歩むことこそ、保護者様が望んでいることではないでしょうか。

これまで標準問題を選択していた高校を志望する生徒にとっても「思考力を問う高難度の問題」を対策することも必要になってきます。

どうすればよいか?

今のお子様を取り巻く教育環境は激変しています。私は今回の「道立高裁量問題廃止」のニュースを見たときに「そういうことか。」と冷静に記事を見ることができました。なぜなら今年3月に発表されていた情報の「延長」としてある程度予測できていたからです。

進行中の教育改革により、お子様に必要となってくる学力も変化しています。
このような環境下で
「お子様にどのような力をつけていけばよいか?」
「保護者様はどのように学習のサポートをすればよいか?」
については塾生およびその保護者様には面談などでお伝えしていきますので当ブログでは省略します。

「2年後から高校入試の出題形式が変わるので対策が必要」となります。

当塾では最新の受験情報を確認し、必要な情報を保護者様に提供しておりますので、当塾にお任せいただければ安心です。
現在、学習に自信の持てないお子様にもそれぞれに合わせた学習指導をし、少しずつ自信をつけていってもらえるようにしています。

(記事を詳しく読みたい方のために、2019年6月22日北海道新聞より引用しておきます。)

道教委は21日、道立高(全日制)の一般入試学力検査について、2022年3月実施分から、難度が高い選択制の「学校裁量問題」を廃止し、基礎的な内容と、思考力などを問う高難度の内容を組み合わせた入試問題に一本化すると発表した。21年度に中学校で全面実施される新学習指導要領が「思考力・判断力・表現力」を重視しているため。

~中略~

新しい問題は、基礎的内容と、思考力・判断力・表現力などを問う高難度の内容をバランスよく組み合わせて作成する。現在は学校によって、標準問題だけの入試と、一部を裁量問題に差し替えた入試があるが、すべての受験生に同じ問題を課す。5教科の入試配点は、合否判定のため、現在の1教科60点満点から100点満点に変更して点数差がつきやすくする。試験時間は1教科45分から、50分間に延ばす。

~中略~

学校裁量問題 2009年3月の道内高校入試から採用。5教科のうち英語・数学・国語の問題の一部で、全道一律の標準問題とは別に、「思考力・応用力」を重視した難度の高い問題を用意。差し替えるかどうかは学校ごとに選択できる。
当時の標準問題は成績上位層にとっては易しく、点数が高得点に集中。不注意による1、2点の差が合否を分けた。裁量問題は単なる暗記では対応できない、複数の知識を結びつけて解く問題とされ、導入で点差がつき、上位層の学力向上にもつながると期待された。
導入校は近年も増加傾向で19年3月入試では札幌南や旭川東、函館中部などの進学校を中心に45校が採用。20年3月入試では46校が行う。

コメント

コメントを残す

*